2020年東京オリンピックの開催に物申そう!

 ニュースで誰もが知った2020年東京オリンピック開催決定。安倍首相が全世界に向けて東京電力の汚染水問題解決を宣言。堂々とした演説が印象的でした。

 

 しかしながら「オリンピックのまえにやることがあるだろう!!」「水のコントロールなんか出来てないだろう」、いろいろな意見が出された問題です。敢えてこの問題にもう少しスムーズな切り込みをザクッと入れたいと思います。

 

 日本はかつてオリンピックをボイコットした経験があります。ソ連のアフガニスタン侵攻に対してアメリカが呼び掛けたボイコットに賛同した結果でした。このモスクワ五輪に日本が参加しなかったのと同様に、他国が東京オリンピックへの参加を拒否した場合、日本政府は国際社会が日本をどのように評価をしているかを、広く国民に知らせる事になるでしょう。

 

 ではなぜ、日本がボイコットされる可能性があるのでしょう?誠に残念ながら、日本は国際社会が認めた人権侵害国家のレッテルを貼られてしまっています(2013年5月グローバー勧告)。1989年の中国天安門事件の際に国際社会が当時の中国政府に対して人権侵害を指摘して以来、実に24年ぶりの世界的人権侵害指摘なのです。人権侵害の認識を持たぬ日本政府にこの危機を回避する事は出来るのでしょうか?甚だ疑問です。

 

 そして、もう一刺し。復興を掲げて民衆に被ばくを強制しているにもかかわらず、一向に進まない沿岸部復興。建物が何もない沿岸部を聖火リレーにより世界に晒すことで放射能の影響を再認識させるでしょう。その上、このような所にリレー聖火を走らせることで、人権侵害をさらに考えさせる。子どもなどを走らせれば決定的でしょう。

 

 また、そこで笑っている人などでも放映されれば、「日本人は実にアホな民族である」と世界に判断されることになるのです。